コンテンツコマースとは?意味と手法、再生を購買につなぐ進め方
コンテンツコマースとは何か。動画やSNS投稿などのコンテンツを入り口に購入までつなげる考え方の意味、メディアコマースやライブコマースとの違い、主な手法を整理し、再生が購買につながらないときに見直す4つのつなぎ目と進め方を解説します。

インフルエンサーに投稿してもらった。ショート動画もよく再生された。それなのに、「売上にはあまり変化がない」。そんな経験から、コンテンツコマースという言葉に行き着いた方も多いのではないでしょうか。
コンテンツコマースとは、動画やSNS投稿、記事、ライブ配信などのコンテンツを入り口にして、見た人に商品を知ってもらい、購入までつなげる販売・マーケティングの考え方です。コンテンツを作ることそのものではなく、見た人が買うところまでを一続きで設計する点に特徴があります。
26℃(株式会社ニジュウロクド)は、「見られた」で終わらせず「買われる」までを担うコンテンツコマース事業部を置いています。この記事では、コンテンツコマースの意味と似た言葉との違い、主な手法を整理したうえで、再生が購買につながらないときに見直すポイントと進め方を、実務の視点で解説します。
結論から先に
- コンテンツコマースとは、動画やSNS投稿、記事、ライブ配信などのコンテンツを入り口にして、見た人に商品を知ってもらい、購入までつなげる販売・マーケティングの考え方
- メディアコマースやライブコマースは、その中の「どこで・どの形式で売るか」に着目した呼び方。コンテンツコマースはコンテンツと購入を一続きで設計する点に重心がある
- 再生やPRで止まって購入につながらないときは、商品・訴求・購入導線・計測のどこが途切れているかを特定する
- すべての施策を一度に行う必要はない。課題の特定 → 一体設計 → 実施 → 検証の順で、必要な施策だけを組み合わせる
コンテンツコマースとは
コンテンツコマースとは、動画やSNS投稿、記事、ライブ配信などのコンテンツを入り口にして、見た人に商品を知ってもらい、購入までつなげる販売・マーケティングの考え方です。 「コンテンツ(情報や表現)」と「コマース(商取引)」を組み合わせた言葉です。
この言葉は使う人によって範囲が少しずつ違います。ECサイトに読み物や動画を載せる形を指す場合もあれば、コンテンツを通じて顧客との関係をつくる方法論として語られる場合もあります。どの使い方にも共通しているのは、コンテンツを「見られて終わり」にせず、購入までの流れの一部として扱うという点です。
26℃では、PR・素材・広告・売場をつないで、「見られた」で終わらせず「買われる」まで設計することを、コンテンツコマースの中心に置いています。
似た言葉との違い
コンテンツコマースの周辺には、似た言葉がいくつもあります。違いは「どこに着目した呼び方か」です。
| 言葉 | 着目している点 | 主な形 |
|---|---|---|
| コンテンツマーケティング | 役に立つ情報で見込み客を集める | 記事・資料・動画 |
| メディアコマース | ECサイト自体をメディアにする | EC内の読み物・動画 |
| ソーシャルコマース | SNS上で知って買う流れ | SNS投稿・ショップ機能 |
| ライブコマース | 生配信で紹介して売る | ライブ配信 |
| コンテンツコマース | コンテンツと購入を一続きで設計する | 上のすべてを含みうる |
コンテンツマーケティングは集客や見込み客の獲得までを主な守備範囲とすることが多いのに対し、コンテンツコマースは購入の場面まで含めて考えます。メディアコマースやライブコマースは、コンテンツコマースのなかの「売る場所」や「形式」に注目した呼び方と捉えると整理しやすいでしょう。
コンテンツコマースが注目される背景
背景にあるのは、商品を知るきっかけと買う場所の変化です。
- 知るきっかけがSNSに移った — 検索や広告より先に、SNSの投稿やショート動画で商品を知る人が増えています
- 見た場所で買えるようになった — SNS内のショップ機能やライブ配信など、コンテンツを見たその場で購入まで進める仕組みが広がっています
- 広告らしい広告が届きにくい — 一方的な宣伝より、人が使っている様子や本人の言葉で伝わるコンテンツのほうが、購入を考えるきっかけになりやすくなっています
コンテンツと購入の距離が縮んだぶん、両者を別々に考えていると、せっかくの再生が購入につながらないまま終わってしまいます。
コンテンツコマースの主な手法
コンテンツコマースの手法は、誰がコンテンツをつくり、どこで売るかによっていくつかに分かれます。

| 手法 | どんな形か | 26℃の実績の例 |
|---|---|---|
| インフルエンサーの同時多発投稿+広告 | 複数のマイクロインフルエンサーが一斉に投稿し、反応の良い素材を広告で広げる | マイクロインフルエンサーの広告成果で ROAS 800% |
| インフルエンサーとのコラボ販売 | インフルエンサーと組んだセット商品などを、その人の発信とあわせて売る | インフルエンサーコラボ販売で、高単価商材が4時間で50セット完売/Qoo10メガ割コラボセット 700セット販売 |
| 自社で運営する発信面での販売 | 自社のアカウントでショート動画やライブ配信を続け、ショップ機能で売る | 自社のAIアバターTikTok Shopアカウントの運用 |
| EC・自社サイト内のコンテンツ | 商品ページや読み物、動画で購入を後押しする | — |
※ROAS 800%は個別の事例であり、同じ成果を保証するものではありません。
インフルエンサーの投稿は、どの手法でも中心になりやすい要素です。ただし「誰に投稿してもらうか」だけで成果が決まるわけではなく、「その人がどう伝えるか」と、投稿のあとに広告・売場へどうつなぐかまで含めて設計する必要があります。AIアバターを広告や発信に使うときの注意点はAIアバターを広告に使う5つのリスクで整理しています。
再生が購買につながらないときに見る4つのつなぎ目
よくあるのが、PR・素材・広告・売場がばらばらで、再生が購買につながらない状態です。投稿はPR会社、広告は運用会社、売場はEC担当と、担当が分かれているほど起こりやすくなります。
再生やPRで止まって購入につながらないときは、次の4つのどこが途切れているかを特定します。
- 商品 — 打ち出す商品や、セットの組み方が、コンテンツを見る人に合っているか
- 訴求 — 何を伝えれば買う理由になるのかが、投稿の台本や構成に落ちているか
- 購入導線 — 見た人が、迷わず売場までたどり着けるか。投稿と売場で話がそろっているか
- 計測 — PR・売場・広告の数字をつないで見ているか。どの投稿が購入に効いたかを確かめられるか
どこか1つが途切れていると、ほかがうまくいっていても購入は増えません。たとえば再生が多いのに売れないなら、訴求か購入導線、売れているのに理由が分からないなら計測のつなぎ目を疑います。
コンテンツコマースの進め方
26℃では、コンテンツコマースを次の4段階で進めます。

1. 課題の特定
商品・訴求・購入導線・計測のどこで購入が止まっているかを特定します。最初から施策を決めず、止まっている場所を先に見ます。
2. 一体設計
時期・役割・素材・PR・広告を、ばらばらではなく一つの計画として設計します。どの投稿を、いつ、誰が出し、どの素材を広告に回すかを先に決めておきます。
3. 実施
必要な制作・配信・PRだけを実施します。すべてを一度に行う必要はありません。
4. 検証
PR・売場・広告をつないで結果を見て、反応を確かめ、表現と届け方を磨きます。結果は次の企画に生かします。
取り組むときの注意点
- 広告であることを明示する — インフルエンサーの投稿は、ギフティングやPRを含めて広告であることを明示します。26℃では、すべての投稿で広告であることを明示し、ECのレビューを謝礼付きで依頼することは行いません
- 「全部やる」から始めない — 施策を一度に広げると、どこが効いたのか分からなくなります。止まっている場所に必要な施策だけを使います
- 投稿の使い道を先に決める — 投稿を広告素材としても使うかどうかで、インフルエンサーとの取り決めが変わります。後から広告に使いたくなっても困らないよう、最初に決めておきます
- 数字をつないで見る — 再生数・広告の成果・売場の売上を別々に見ていると、コンテンツと購入の関係が分かりません
26℃のコンテンツコマース事業部
26℃は、AI映像を活用した認知施策を提供する「AIプロダクション事業部」と、PRから獲得までを担う「コンテンツコマース事業部」の2事業部で構成されています。コンテンツコマース事業部では、次の3つのサービスを提供しています。
| サービス | 内容 | 料金(税別) |
|---|---|---|
| インフルエンサー広告運用 | 質の高いマイクロインフルエンサーの同時多発投稿を、広告二次利用込みで設計し、成果の良い素材を広告で拡大します。台本・構成の段階からAIで品質を整えます | 1名3.5万円(10名から・広告二次利用込み) |
| インフルエンサー販促PR | 「誰を起用するか」と「その人がどう伝えるか」をセットで設計。商品と本人の特性から起用する人を選び、訴求・台本・絵コンテをつくって投稿まで | 起用する人ごとにお見積り |
| コンテンツコマース支援 | PR・素材・広告・売場をつなぎ、対象商品の訴求・クリエイター・発信面・広告・購入導線・測定を一体で運用します。外部クリエイター・AI制作・26℃の自社メディアを目的に応じて組み合わせ、必要な施策だけ使います | 範囲に応じてお見積り |
料金はいずれも税別です。詳しくは料金一覧をご覧ください。インフルエンサー販促PRで投稿を広告素材として使う場合は、別途合意します。
よくある質問
Q. コンテンツコマースとは何ですか?
A. 動画やSNS投稿、記事、ライブ配信などのコンテンツを入り口にして、見た人に商品を知ってもらい、購入までつなげる販売・マーケティングの考え方です。コンテンツをつくることだけでなく、購入までを一続きで設計する点に特徴があります。
Q. コンテンツコマースとメディアコマースの違いは何ですか?
A. メディアコマースは、ECサイト自体に読み物や動画を載せてメディアのようにする形を指すことが多い言葉です。コンテンツコマースはより広く、SNS投稿やライブ配信なども含めて、コンテンツと購入を一続きで設計する考え方を指します。
Q. コンテンツコマースとコンテンツマーケティングの違いは何ですか?
A. コンテンツマーケティングは、役に立つ情報で見込み客を集めることを主な目的にする場合が多い手法です。コンテンツコマースは、コンテンツを見た人が商品を購入するところまでを含めて設計します。
Q. コンテンツコマースの事例にはどのようなものがありますか?
A. インフルエンサーの同時多発投稿を広告で広げる、インフルエンサーとのコラボ商品を販売する、自社のアカウントでショート動画やライブ配信を続けてショップ機能で売る、といった形があります。26℃のコンテンツコマース事業部の実績には、マイクロインフルエンサーの広告成果で ROAS 800%、インフルエンサーコラボ販売で高単価商材が4時間で50セット完売、Qoo10メガ割コラボセット 700セット販売があります。
Q. インフルエンサーの投稿は広告であることを表示する必要がありますか?
A. はい。ギフティングやPRを含め、企業が依頼したインフルエンサーの投稿は広告であることを明示します。26℃では、すべての投稿で広告であることを明示し、ECのレビューを謝礼付きで依頼することは行いません。
Q. 施策の一部だけを依頼できますか?
A. 26℃のコンテンツコマース事業部では、すべてを一度に行う必要はなく、購入が止まっている場所に必要な施策だけを組み合わせます。範囲はご相談のうえ決めます。
まとめ
コンテンツコマースとは、動画やSNS投稿、記事、ライブ配信などのコンテンツを入り口にして、見た人に商品を知ってもらい、購入までつなげる販売・マーケティングの考え方です。メディアコマースやライブコマースが「どこで・どの形式で売るか」に着目した呼び方であるのに対し、コンテンツコマースはコンテンツと購入を一続きで設計する点に重心があります。
再生やPRで止まって購入につながらないときは、商品・訴求・購入導線・計測のどこが途切れているかを特定し、課題の特定 → 一体設計 → 実施 → 検証の順に、必要な施策だけを組み合わせていきます。
26℃のコンテンツコマース事業部は、インフルエンサー広告運用・インフルエンサー販促PR・コンテンツコマース支援で、PRから獲得までを担います。
インフルエンサー広告運用とコラボ販売の進め方をまとめた資料をご用意しています。社内での検討にそのままお使いいただけます。
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執筆:26℃ 編集部
AIを活用し、コンテンツを軸に認知から購買までを設計する株式会社ニジュウロクド(26℃)の編集チームです。インフルエンサー施策やAI映像制作の現場で実際に用いている考え方をもとに、実務情報を発信しています。
